窓辺をおしゃれにしてくれるウィンドウトリートメントとして人気のブラインド。今回はそんなブラインドの知ってたら得する!ちょっと便利なオプションを、国内大手ブラインドメーカー3社(タチカワブラインド・トーソー・ニチベイ)を例にご紹介します。
-
窓枠と壁に段差がある時
窓を覆うようにブラインドを取り付ける正面付けをするとき、窓枠にブラケット(取付け金具)を取り付けられない場合は、壁面に取り付ける必要があります。このとき、窓枠を壁に段差があるとブラインドの羽根が当たってしまうため、ブラインド操作に支障があります。これを解決するために「ブラケットスペーサー」というオプション部品があるのです。
壁とブラケットの間にブラケットスペーサーをかませることで、段差をなくすことができます。タチカワブラインドでは12mmと20mmの2種類の厚みがあり、重ねて使用することもできるので、20mm程度の段差なら12mmを2つ、30mm程度の段差なら12mmと20mmを1つずつ、と組み合わせて調整することができます。(重なりしろ=3mm)
トーソーとニチベイは12mmの1タイプになるのですが、こちらも重ねて使うことで調整ができるようになっています。
-
風によるバタつきが気になる時
せっかく光を調整しながらも風を通すことができるブラインドですが、風によってブラインドがバタついてしまい、少し不快に感じる場合もあるのではないでしょうか。そのようなとき、窓枠にボトムレールを固定して、風によるブラインドの揺れを防いてくれるオプション部品があります。
3社ともに名称は異なるのですが「コの字型」の部品で、タチカワブラインドでは「あふりどめ」、トーソーでは「振れ止め」、ニチベイでは「振れ止めホルダー」と言います。
タチカワブラインドとトーソーは、ネジで留める必要があるのですが、天井付け・正面付けどちらでも使用することができます。ニチベイは、天井付けのみの使用になるのですが、ネジ留めができない場所なら両面テープで固定することもできるようになっています。また、ニチベイの振れ止めホルダーは、使わないときはコンパクトに折りたためる仕様になっているのも特徴です。
-
小さな子どもがいて心配な時
万が一の事故を未然に防ぐため、各メーカーともに安全対策には積極的に取り組んでいます。3社ともに日本ブラインド工業会の会員でもあり、会が推奨している安全対策部品(クリップ・セーフティージョイント)の装備はもちろん、さらに安心・安全に使える工夫がされています。
例えば、子どもが危ない部分と言えば、コードが輪っかになっている部分。ワンポール式は一見大丈夫そうですが、ブラインドを上に上げるためにコードを引っ張って下がってくるコード部分は輪っかになっていますし、ポール式(コード&ロッド式)も操作コードの下側にはセーフティージョイントが使われていますが、上部の昇降コードをまとめている部分は輪っかになっています。このループ部分でもしものことがないように、3社ともに子どもの体重などコードに力が加わると外れるオプション部品があります。
下図の★印の部分になるのですが、タチカワブラインドでは「セーフティーイコライザー」という名前で500円で販売されており、後付けで取り付けることも可能です。トーソーは「コード止めS」といい、同じく500円で販売されています。ニチベイでは「セーフティーコード止め」といい、無料で取り付けてくれるので注文時に指定するといいでしょう。
-
まとめ
今回ご紹介した3つのオプション以外にも、窓枠に取り付けられない時に使う取付補助金具や、カーテンレールに取り付けられる金具など、知っていると便利なオプションがいろいろあります。ブラインドを取り付けたいけれど、できるのかな?こういうところが心配だな?と思う部分も、オプションを利用することで解決できることがたくさんあります。不安や疑問がある場合は、ブラインドメーカーやブラインド販売店でぜひ相談してみてください。
-
関連記事