アルミブラインドやウッドブラインドなどのヨコ型ブラインドは、スラットとスラットを昇降コードでつないでいます。操作コードや操作棒を操作することでその昇降コードを動かし、スラットの昇降を行っているのです。その昇降コード部分を隠すテープ生地のことを「ラダーテープ」と呼びます。基本的には飾りになりますが、あるのと無いのとでは印象や効果が変わってきます。今回はその特徴をご紹介いたします。
・ラダーテープ仕様とは?
ブラインドに昇降コード穴を隠すテープ生地を取り付ける場合、「ラダーテープ仕様」になります。ラダーテープを取り付ける事で、コード穴から入る外からの光漏れを防ぐことができ、ブラインドの遮蔽性をアップすることができます。また、メーカー各社ではこの生地バリエーションを数十種類取り揃えていますので、自分の好みで部屋の雰囲気に合わせたカラーを選ぶ事が可能になります。
しかし、ブラインドを畳み上げた際にラダーテープ部分が山折りの状態になるため、テープ部分が前後に飛び出したり、たたみ込み寸法の幅が増えることがあります。取り付け可能な奥行があるかなど事前に確認しましょう。
・ラダーコード仕様とは?
ウッドブラインドにラダーテープを取り付けない場合は、「ラダーコード仕様」になります。ラダーテープを取り付けた場合、テープの縦のラインが強調されますが、ラダーコード仕様なら昇降コード部分がさほど目立たないので、スラットのヨコのラインを邪魔しません。ウッドブラインドの外観を損ねることがないので、木製ブラインドなら木の質感をより楽しむことができます。また、スラットのほこりを掃除する際などは、こちらの仕様の方が楽に掃除できるでしょう。
・ラダーテープの色を選ぶなら?
ラダーテープ仕様の魅力は何といっても、スラットと同じようにテープカラーを自由に選ぶことができることです。スラットとテープカラーの組合せで、あなただけのオリジナルブラインドを作成してみましょう。
ラダーテープの色は、基本的にスラットのカラーを元に選ばれる方が多くなっています。スラットと同系色や同明度のテープカラーにしていただければ、ブラインドに違和感なく溶け込んでくれるので使いやすいでしょう。
オリジナリティの高いコーディネートを目指すなら、カラーを部屋のインテリアなどに合わせてコーディネートしましょう。ウッドブラインドを他インテリアのカラーに合わせ、ラダーテープのカラーに室内のアクセントカラーを用いることで、ブラインドの存在感を引き出した、上質な空間を演出することができます。
・まとめ
いかがでしたでしょうか?ラダーテープは、機能的にも装飾的にもウッドブラインドの魅力をアップさせてくれる素材だとわかっていただけたはずです。現在はコード穴のないブラインドも多数出ていますので、機能的にラダーテープを取り付けたいという方は少ないかもしれません。しかし、他とは一味違ったハイセンスなブラインド、個性的なブラインドが欲しいという方は、ラダーテープ仕様にしてみてください。テープカラーが増えるだけで、お洒落さが格段にアップしていただけるのではないでしょうか。
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