出窓にブラインドを取り付けたいけれど、測るのが難しそうと思われる方も多いのではないでしょうか?一見難しそうにみえる出窓ブラインドの採寸。実は案外簡単に測ることができるのです。今回、タチカワブラインドの出窓ブラインドの測り方を説明します。
操作を決める
まず、操作により製品幅の算出が変わってくるので、取り付ける出窓がどのような形で2連なのか3連なのか、スラットの角度を調整するためのポールの位置を右にするか左にするかを決めます。このとき、3連のブラインドで出窓の袖の奥行が小さい場合などは、操作ポールを奥側につける“3連限定右(左)操作”を選ぶといいでしょう。
2連の場合のワンポイントとしては、日射しの入り方を少なくしたいのはどちら側になるのかを考えて、2連操作のⅠかⅡか、ジョイント部分を考慮することによって、より光もれを少なくすることができます。
また、出窓正面の横幅が広く2連を2台使用する場合などは、2連操作のⅢにすると、ブラインドを取り付けたとき操作コードが中央に来ないように配置することもできます。
製品幅の算出の仕方
操作が決まったら、製品幅を測ります。天井に廻り縁があるかないか、3連か2連かで異なってくるので、それぞれの製品幅の算出の仕方を説明します。
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天井に廻り縁がついていない場合
(3連)
ブラインドを取り付ける場所の各幅(X・Y・Z)を測ります。つぎに出窓サッシの角度を測ります。出窓の角度によって下の表に従い「W1・W2・W3寸法」を算出して、「W1+W2+W3=製品総幅」を出します。
(2連)
ブラインドを取り付ける場所の各幅(X・Z)を測ります。つぎに出窓サッシの交差角度を測ります。操作(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)と操作位置に、決めた操作方法を確認して、下の表に従い出窓の角度によって実寸法よりマイナスをして「W1・W3寸法」を算出します。また、「W1+W3=製品総幅」を出します。
《2連右操作Ⅰ・2連左操作Ⅱ・2連左操作Ⅲ の場合》
《2連左操作Ⅰ・2連右操作Ⅱ・2連右操作Ⅲ の場合》
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天井に廻り縁がついている場合
この場合“スラットのばし”をすることにより、ヘッドボックスよりもスラットとボトムレールを長くのばして、ブラインド端部からの光もれなどすき間をより少なくすることができます。
算出の方法は、上記の廻り縁がついていな場合を参考にW1とW3を算出し、「ヘッドボックス幅+スラットのばし幅(a寸法:10~30mm)=W1・W3寸法」になるように寸法を決めます。また、このとき廻り縁が30mm以内であるかも確認してください。それより高いとスラットが干渉して操作に支障がでてしまいます。
製品高さの測り方
製品高さは、窓枠内側寸法の取付位置の高さから10mm程度引いてください。このとき、出窓サッシに開き戸や網戸がつく場合は、ブラインドを取り付けたとき障害になる場合があるので注意が必要です。
また、高さ調整機能もついているので、取り付けた後に微調整で短くすることができます。
参考記事:ブラインド高さ調整方法を解説!
まとめ
タチカワブラインドの出窓ブラインド採寸方法、おわかりいただけたでしょうか。ポイントさえつかめば、決して難しくありません。また、タチカワブラインドでは、出窓の採寸が簡単にできる「出窓用採寸ゲージ」もあります。ご希望の方は、ブラインド販売店もしくは、最寄りのタチカワブラインドの支店・営業所にお問い合わせください。