縦型ブラインド(バーチカルブラインド)のルーバー生地を洗濯したけれど、丈が少し短くなったようなので少し丈の長さを調節したい。そんな時も「高さ調整機能」があれば丈のばしを行うことができます。タチカワブラインド、ニチベイの調整方法をご紹介致しましたが、今回はTOSOの「バランスウェイト」仕様を、高さ調整方法と合わせてご案内させていただきます。
・巻き込み式(標準)
ルーバーの先端を、バランスウェイトを使って巻き込み、納めているタイプになります。ルーバーの丈伸ばしを最大3cm、ルーバーを自分でカットすることで丈詰めを行うことができます。特にバランスウェイトの仕様を指定していない場合は、このタイプが適用されます。
オフィスや施設用の縦型ブラインド「グランテ」を選択されている場合は、「巻き込み式]を選択することができません。
▼高さ調整方法(丈詰め)
1. ウェイトカバーを持ちながらルーバーをたるませ、バランスウェイトを抜き取ります。
2. 丈詰めする寸法をバランスウェイトの上端からスケールで計り、マークを生地に入れます。
3. ルーバーからバランスウェイトをはがし、マーク位置とバランスウェイト上端が合うように貼りなおします。バランスウェイトの下端に合わせて、ルーバーをカットします。※ハサミで短く切り取る作業は後からの修復が不可能になります。慎重に作業を行いましょう。
4. ルーバー端部をウェイトカバー上面スリットから差し込み、ルーバー裏面の下端中央に合わせ、バランスウェイトを貼り付けます。裏面スリットから内側へ差し込み、ウェイトカバー正面の隙間に差し込んで、最初の状態に戻します。
▼高さ調整方法(丈伸ばし)
1. ウェイトカバーを持ちながらルーバーをたるませ、バランスウェイトを抜き取ります。
2. 伸ばしたい寸法を目盛線で確認し、バランスウェイトを両面テープでルーバーに固定します。
3. 上記「丈詰め方法」4.に従って、ウェイトカバーを最初の状態に戻して完了です。
・袋縫い式(オプション)
ルーバーの先端を袋状に縫い込み、バランスウェイトを納めているタイプになります。TOSOではオプションでの対応になります。バランスウェイトがきれいに収まり、すっきりした見た目になりますが、後からの高さ調整には対応しておりません。
縦型ブラインドの「デュアルシェイプ(ルーバーの両端を直線や曲線にカット)」や「ジーア遮熱・ケスレー」などの生地を選ばれている場合は、こちらの仕様を選択することはできません。
・まとめ
TOSOの縦型ブラインド(バーチカルブラインド)「高さ調整方法」をご紹介致しました。2018年3月現在、TOSOの「バランスウェイト」仕様は2パターンのみになり、高さ調整ができる「巻き込み式」が標準仕様となっています。特に注文時に指定しなくても高さ調整ができるようになっていますので、とてもわかりやすいですね。しかしルーバー生地を洗濯する際は「バランスウェイト」を外す必要がありますので、特に調整は必要ないという方は「袋縫い式」を選択いただけましたら幸いです。