縦型ブラインド(バーチカルブラインド)のルーバー丈の長さを調節する「高さ調整機能」 。これはルーバーの先端にある「バランスウェイト」部分を調整することで、丈詰めと丈のばしを行うことができます。しかしこの「バランスウェイト」部分は、メーカーによって仕様や調整方法が異なります。前回はタチカワブラインドをご紹介いたしましたが、今回はニチベイの「バランスウェイト」仕様を、高さ調整方法と合わせてご案内させていただきます。
・標準仕様
ルーバーの先端を袋状に縫い込み、バランスウェイトを納めているタイプです。ニチベイの縦型ブラインドではこちらが標準の仕様となります。バランスウェイトがきれいに納まり、すっきりしていますが、後から高さを調整する事ができなくなっています。
・カバー仕様
ルーバーの先端を、バランスウェイトで挟み込んでいるタイプです。特定のルーバーのみで対応している仕様で、「カバー仕様」のルーバーは他仕様を指定することはできません。また、こちらの仕様は後から高さを調整することもできなくなっています。
・ミニマル仕様
ルーバーの先端を縫い納めているタイプです。モアラップスタイル(ルーバーの重なり幅を大きくすることで、全閉時の光漏れを最小限に抑える)専用の仕様で、スペーサーコード無しを選択している場合はこちらの仕様になります。こちらの仕様も後からの高さ調整ができなくなっています。※スペーサーコード付きを選択している場合は、標準仕様・カバー仕様・アジャスト仕様のどれかから選ぶかたちになります。
・アジャスト仕様(オプション)
ルーバーの先端を、バランスウェイトを使って巻き込み、納めているタイプです。後から製品の高さを±2cm(1cm単位)で調整することが可能です。こちらはオプションになりますので、ご注文の際に指定いただく必要があります。※オプションで選択できない生地もあります。
▼高さ調整方法
1.フックを外しバランスウェイトカバーを開きます。
2.ルーバー先端の位置を上下に変更して、長さを調整してください。±2cm(1cm単位)の調整を行うことができます。その際、ツメにルーバーの穴を確実に掛けてください。
3.ルーバー長さ調整後、バランスウェイトカバーを閉じます。その際、ルーバーやウェイトを挟み込まないよう注意してください。また、フックが確実に掛かっている事を確認してください。
・センターレース用
縦型ブラインドで「センターレーススタイル」(ドレープ生地とレース生地の羽根を交互に配したタイプ)を選択している場合に適用される仕様です。こちらの仕様は後から高さを調整することが出来ません。
・まとめ
ニチベイの縦型ブラインド(バーチカルブラインド)「高さ調整方法」をご紹介いたしました。ニチベイではバランスウェイトの種類がとても多いのですが、高さ調整が出来る仕様は「アジャスト仕様」のみとなり、こちらはオプションでの対応となります。取付け後も高さ調整をされたい方は、必ずこちらの仕様を選択しましょう。