フラットな1枚布ですっきりとした見た目と、クルクルと生地が巻き上がるので収まりもコンパクトなロールスクリーン。レース生地から遮光生地まで生地のバリエーションも多く、目的に合わせて選ぶことができます。
でも、ロールスクリーンならではの苦手分野があるんです。窓枠の内側に取り付ける“天井付け”にすると、窓枠とスクリーン生地の間にできるすき間が、構造上どうしても他のブラインド製品より大きくなってしまうのです。
例えばヨコ型ブラインドなら左右5mmずつのすき間しかないのですが、ロールスクリーンの場合左右20mm以上すき間ができたりします。生地は遮光1級でしっかり光を防げても、すき間からの光漏れはどうしても防げません。取付ける場所によっては、その点がどうしても気になる場合もあるかも知れません。
そのような問題を解決するために、ロールスクリーンにはガイドレールを左右に取付けて生地を挟み込み、光漏れを防いれくれる製品があります。今回、ニチベイ(Nichibei)のロールスクリーン「ソフィー」のガイドレールタイプがリニューアルされたので、詳しくお伝えします。
選べる3タイプ
窓の大きさ、操作方法に応じて「スリムタイプ」「ワイドタイプ」「電動タイプ」3つのタイプから選べます。「スリムタイプ」のみ窓枠の外側(壁面)に取り付ける“正面付け”に対応しており、現在のところタチカワブラインドやトーソーにはない特徴です。
遮光性の向上
ガイドレールとヘッド部分、ボトムレールが改良され、光漏れを最大限に抑える工夫がされています。そのポイントは6つ。
1.全タイプ、遮光ツバ付きセットフレーム
天井付けのとき、ガイドレール上部からの光漏れを抑えるためのツバがスリムタイプにも採用され、全タイプで対応するようになりました。
2.端部の樹脂部品色「ブラック」が標準色
より外からの透過性を防ぐように、部品色がホワイトの場合でも端部の部品色はブラックを標準色に設定しました。※オプションでホワイトの選択可能
3.上部コーナー部の光漏れ防止対策
背面に遮光クッションを取り付けることで、より遮光性を高めることができます。※電動は対応外 ※スリム・ワイドタイプの天井付けのみ
4.ヘッド部の光漏れ軽減
背面のモヘアや再度の光漏れ防止シートによって、上部や上部サイドの光漏れを軽減します。※電動は対応外
5.ボトム部の光漏れ防止
ボトムレールに緩衝材を取り付けて、下部からの光漏れを防止します。
6.サイド部の光漏れ防止
サイドのレール部分にモヘアが内蔵されており、サイド部からの光漏れを防ぎます。
※参考:https://dbook.nichi-bei.co.jp/2022_sophyGuideRail/book/pdf/0005.pdf
また、遮光性の向上以外にもリニューアルされている点があります。
簡単設置と快適操作
電動タイプ以外の手動式については、ワンタッチブラケットを採用して簡単に取り付けられます。フロントカバー仕様については本体とカバーを一体化させて、さらにスムーズな取付けが可能です。また、操作荷重を調整する調整ダイヤルの形状を見直して、簡単に調整できるようになりました。
さらに操作については、スクリーンを一番上まで巻き上げたときのボトムレールと製品本体がぶつかる衝撃音を最小限に抑えるため、全タイプ、ボトムレールにモヘアの緩衝材が付くようになりました。ワイドタイプで横幅が801mm以上の場合は、巻き上がる際も最上昇付近で抵抗を与えることで勢いを抑えて、衝撃音をさらに和らげる工夫もされています。
選べる仕様とカラー
スリムタイプとワイドタイプは、標準仕様とフロントカバー仕様が選べます。(電動は標準仕様のみ)ブラインドボックスがついていて巻き取り部が隠せるときは標準仕様、窓枠内側への取付け等で巻取り部が隠せないときはフロントカバー仕様にするなど、取付け場所に応じて選べます。
ガイドレール、ボトムレール等の部品色も「ブラック」「ホワイト」の2色から、お部屋の雰囲気やスクリーン生地との調和で選ぶことができます。
生地バリエーション
今回のモデルチェンジで、新たに2柄16アイテムが新登場して、全5柄31アイテムから選べるようになりました。すべての生地が「遮光1級A++」と5段階の遮光等級の中で最も高い遮光性能で、安心して使用できます。
まとめ
モデルチェンジ新発売されたニチベイのロールスクリーン「ソフィー ガイドレールタイプ」の詳細をご紹介しました。遮光性を向上させるため、細部にまでこだわったロールスクリーンです。より高い遮光性能が求められるホテルの客室や、快適な睡眠を求めたい寝室などにおすすめです。
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