先日お邪魔してきたトーソー(TOSO)の新製品展示会「 ウインドウファッションフェア2022」から、今回は新しく発売されたプリーツスクリーンについてご紹介します。流行りの IoT や抗ウイルス対策製品など、興味深い製品がたくさん展示されていましたが、プリーツスクリーンも一新され目を惹く展示でした。
「彩葉(あやは)」
こちらは新製品になります。和紙調のスクリーンで濃淡のある柄が特徴です。光が差し込むと、この濃淡がきれいに広がり、和の空間にやわらかな雰囲気がプラスされます。
カラーは畳との相性にも着目して選ばれた全25色で、和の雰囲気にしっくりと馴染むカラーから、落ち着きはありつつもアクセントとして映えるカラーなど、幅広いカラーバリエーションになっています。
透過度もミディアムなので、程よく光が差してくれます。手触りも手すき和紙のような少しざらつきのある手触りで、味わいがありました。
「葉月(はづき)」
和紙調スクリーンで人気の「葉月」がリニューアルしました。カラーバリエーションはそのままで、新たにエコペットとグリーン購入法適合品マークを取得して、環境にやさしいスクリーンに生まれ変わりました。
エコペットは使用済みのペットボトルや衣料品、繊維くずを原料に新たな繊維としてリサイクルされたポリエステル素材です。CO2の排出削減にも貢献しており、環境に配慮しています。
例えば2mの正方形のスクリーンなら、ペットボトル約5.1本分のリサイクルポリエステルを使用しているそうです。SDGsへの関心も高い昨今、今後このような製品も増えてくるのではないでしょうか。
カラーは全20色で、定番のベージュ系から、流行りのグレー系、少しカラフルなライトピンクなど、和紙のような張りのあるツルツルした手触りで、「彩葉」とはまた違う趣がありました。
「スズカ」
こちらはシアースクリーン、いわゆるレース生地になります。通常のレースカーテンでも人気のある“ミラーレース”と呼ばれる、室内から外は見えるけれど、外から室内が見えにくいレース生地です。
スクリーンの裏面(外側)に光沢のある糸を使用することで外からの光を反射して、日中、外から室内が見えにくくなります。しかも、光沢糸の反射もあるため、日射熱の63%がカットされるという遮熱効果もあります。
こちらも展示会で体験してきたのですが、「TOSO」と書かれたプラカードが右は少し透けて見えるけれど、左側は見えないのがわかるでしょうか?室内側からと室外側からと、見え具合に本当にはっきりとした差を感じました。
まとめ
今回の新発売とリニューアル、ポイントは「和」そして「畳」です。原点回帰でとことん「和」にこだわり、「畳」にあうものを取り揃えたそうです。新しいカタログも全て和室や畳コーナーなどに合わせた写真になっており、継続商品も全て写真を新たに撮り直したと伺いました。透過性のある生地なら、日が差した時にスクリーンを通して部屋に入ってくる色も「和」に合うように考えたというこだわり様です。
和室の部屋は確かに減りつつあるようですが、畳のよさを忘れ去られている訳ではなく、最近ではマンションのリビングの一角に縁(へり)のない正方形の置き畳でおしゃれな畳コーナーを作るのも人気です。色も定番の畳の色だけではなく、ブラックやブラウン、ネイビーなど、おしゃれな置き畳もたくさんあり、単色ではなく2色使って市松模様にしているのもよく見かけます。
今回のリニューアルは、そんな和と洋が合わさった空間にとても似合うプリーツスクリーンが取り揃えられています。和の空間をおしゃれに変身させてくれる「プリーツスクリーン」。新しくなってますます選びやすくなったのではないでしょうか。
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