ブラインドを取り付けている窓は、夜に透けてしまうの?部屋の中の様子って外からわかるの?と、ブラインド購入前に心配される方がいらっしゃいます。特に、人や車通りの多い道路に面した窓なら、防犯の意味でも外から中の様子を確認できてしまうことは避けたいですよね。実は、ブラインドを使用した際に外から室内の様子を見えないようにするにはコツがあります。今回は、ブラインドを取り付けた窓が、外から中の様子が見えないようにする方法をご紹介します。
・アルミブラインドは透けるの?
アルミブラインドは透けるのでしょうか?いいえ、アルミブラインドは透けません。なぜなら、スラット(羽根)の素材が金属のアルミだからです。スラットの厚みはかなり薄いですが、金属の板にそれぞれのカラーが塗装されています。だから、スラットのカラーが黒だから透けにくい、白だから透けやすいという違いはありません。
・ブラインドは隙間ができる
では、夜に外から部屋の中の様子を知られることはないのでしょうか?実は、アルミブラインドはスラット(羽根)の重なりで出来ているため、スラットとスラットの間には隙間ができ、この隙間から室内の様子が見えてしまうことがあります。アルミのブラインドは、スラットの一枚一枚が緩やかなカーブを描くことで、遮蔽性を上げています。水平な一枚板のスラットから出来ているウッドブラインドと比べても、アルミブラインドの方が外からの光や視線を上手に遮ってくれるでしょう。
しかし、ブラインドはスラットを傾けることで光と視線を遮る構造です。そのため、スラットの凸面を外側に向けて閉じた場合は下からの視線に弱くなり、スラットの凸面を室内側に向けて閉じた場合は上からの視線に弱くなってきます。これはブラインドがスラットの重なりからでき、スラットを完全に閉めてもスラットが傾いた状態になることから起きています。
2階などでブラインドを使用され、下を歩いている方からの視線が気になる方は、凸面を室内側にしてブラインドを閉じましょう。そうすることで、下からの視線を遮るかたちでスラットを固定することができるので、見えにくくなります。また、隣接しているマンションなど上階からの視線が気になる方は、凸面を外側にしてブラインドを閉じれば、上からの視線を遮るかたちでスラットを固定することができます。
・夜にブラインドで透けないようにするには?
夜間にブラインドを閉じる際は、凸面を室内側にして閉じましょう。すると、室内の明かりが外にもれにくくなり、室内で人が動いている様子などがわかりにくくなります。やはり室内の人影などが外から見えてしまうのは、あまり気持ちの良いものではないですよね。特に夜間は外が暗いため、少しの隙間でも室内の明かりで見えやすくなってしまいます。日中とは外と室内の明るさが逆転してしまうため、室内から外の様子が見えないことで安心しがちになりますが、しっかりとスラットを閉めるようにしましょう。
・まとめ
いかがでしたでしょうか?ブラインドは閉めた際の方向によって、室内の様子が外からわかることがあります。しかし、この特性を理解して使用することができれば、外からの光を上手く利用して部屋の中を明るくしたり、隙間からの風を上手く取り込んだり、気になる方向からの人の視線を遮ることができるなど、とても機能的に使用することができる便利な製品です。ブラインドの性質を理解して、上手に利用していきましょう。