窓まわりの商品を選ぶとき、ほとんどの場合は「色」「価格」「使いやすさ」「部屋に合うか」といった点を中心に考えると思います。もちろん、それらはとても大切です。
けれど、木製ブラインドのように天然木を使った製品では、もうひとつ見逃せない視点があります。それは、その製品が森林資源とどのようにつながっているかということです。
タチカワブラインドは、2026年1月5日から、対象製品である木製ブラインド「フォレティア」シリーズの売上の一部を、森林再生プロジェクト「Present Tree.」へ寄付する取り組みを開始しています。
今回は、商品を知ってもらうのではなく、窓まわり製品と環境配慮の関係を考えるきっかけとして、この取り組みを紹介します。
タチカワブラインドの森林再生支援とは

フォレティア「ネイチャー」FT-6302 ナチュラルアイボリー
今回の取り組みは、木製ブラインド「フォレティア」シリーズの売上の一部を、森林再生プロジェクト「Present Tree.」へ寄付するというものです。
木製ブラインドは、アルミブラインドやロールスクリーンとは違い、木の質感そのものを楽しめる窓まわり製品です。一方で、木を使う製品である以上、森林資源との関係を切り離して考えることはできません。
タチカワブラインドは、2024年に木製ブラインドへFSC®認証材(※)を使用したスラット『ネイチャー』を新たにラインナップしており、環境負荷の低減と持続可能な循環型社会への貢献を背景に、今回の森林再生支援へつなげています。

ここで大切なのは、単に「木を使っているから自然にやさしい」と見るのではなく、「木材を使いながら森を守る」。木を使う製品だからこそ、森を守り、育てる仕組みまで考える必要があるという点です。
※FSC®認証材とは…環境・社会・経済の観点から適切に管理されていると国際機関に認められた森林から伐採された木材のこと(参考サイト:https://jp.fsc.org/jp-ja/About_FSC)
「Present Tree.」とはどんな活動?

Present Tree.は、認定NPO法人 環境リレーションズ研究所が2005年1月にスタートした森林再生プロジェクトです。被災林や造林未済地、開発跡地など、森づくりが必要とされる場所に樹を植え、地域に合った樹種を選びながら、10年かけて天然林に近い森へ再生していく活動を行っています。
Present Tree.の特徴は、単に木を植えるだけではない点です。森を再生することで、生態系の保全、地球温暖化防止、土砂災害防止、水源かん養など、地域の環境課題にも関わっていきます。
つまり、木製ブラインドの売上の一部が寄付されるという今回の仕組みは、窓まわり製品を通じて、森づくりの活動を支援する取り組みだといえます。
木製ブラインドを「環境に良い商品」と単純に言い切らない理由

環境に関する取り組みを紹介するとき、注意したいのが「エコ」や「サステナブル」といった言葉の安易な使い方です。
「木製品を使うことは、森林伐採につながって環境に悪いのではないか?」と感じる方もいるかもしれません。しかし現在、日本の多くの人工林では、適切に木を間引き(間伐)して植え替え、正しくサイクルを回すことこそが、豊かな森を維持するために必要とされています。
今回のタチカワブラインドの取り組みは、まさにそうした「森林再生」を支援する前向きな活動です。
ただし、木製ブラインドそのものが、あらゆる面で環境負荷をゼロにするわけではありません。どのような素材であっても製造・輸送・廃棄の過程でエネルギーを消費しますし、寄付による支援と、製品自体の環境性能は分けて考える必要があります。
だからこそ、この記事では「この商品を選べばエコ」と単純に結論づけるのではなく、「木を使うインテリア製品を通して、私たちが森林資源とどう向き合っていくか」という、これからのライフスタイルの選択肢としてご紹介したいのです。
窓まわりから環境を考えるきっかけに

ブラインドやカーテンは、毎日の暮らしの中で使う身近なインテリアです。普段は、日差しを調整したり、外からの視線を遮ったり、部屋の雰囲気を整えたりする役割に注目されます。
けれど、木製ブラインドのような製品では、素材の背景にも目を向けることができます。木材は、適切に管理されれば、暮らしに温かみを与えてくれる大切な資源です。一方で、森林を守り、育て、次の世代へつなげていく仕組みがなければ、持続的に使い続けることはできません。
今回のタチカワブラインドの取り組みは、窓まわり製品を選ぶ人に対して、「その製品がどこから来て、どのように社会や環境と関わっているのか」を考えるきっかけを与えてくれるものです。
まとめ
窓まわり製品を選ぶとき、デザインや機能、価格を最優先にするのは当然のことです。お気に入りのインテリアに囲まれる心地よさは、私たちの暮らしに欠かせません。
けれど、もし「木製ブラインドにしようかな」と迷ったとき、その背景にある「森を育てる仕組み」にも少しだけ目を向けてみる。そんな視点がひとつ加わるだけで、もの選びの奥行きはぐっと深まります。
「環境に良いから買う」のではなく、「自分の好きなモノが、めぐりめぐって豊かな森を育てることにつながっている」。そんな新しいインテリアの選び方を、これからの選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
関連リンク
タチカワブラインド「売上の一部を『Present Tree.』へ寄付 木製ブラインドを通じた森林再生支援を開始」
Present Tree. 公式サイト

