縦型ブラインド。横型ブラインドとは違う、スラット性能とマークの見方を解説!

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縦型ブラインド ラインドレープ イメージ
光を受けて表情が変わり、時間の移ろいを楽しめる大人なデザインの縦型ブラインド。店舗だけでなく、家庭用としてもリビングの広い窓に開放感のある「魅せるブラインド」として取り入れられています。横型ブラインドでは、布製のスラットはあまり見られないのですが、縦型ブラインドは主に布製のスラットが一般的です。布製スラットということで、カーテンのカタログなどでは一般的ですが、横型ブラインドのカタログなどには記載のないマークが登場します。今回はそのスラット性能とマークの見方を見ていきましょう。

 

・防炎マーク

防炎マーク 説明 縦型ブラインド ラインドレープ
防炎認定品(燃えにくい商品)についているマークです。人の集まる建築物には、消防法により防炎性能のある商品の使用とそのラベル表示が義務付けられています。消防法施行規則に基づく防炎性能試験に合格したことを示すマークです。マンションで防炎機能のカーテンを指定されている場合でも安心です。

 

・ウォッシャブルマーク

ウォッシャブルマーク 説明 縦型ブラインド ラインドレープ
洗濯機での丸洗いができる製品についているマークです。
スラットを取り外してご家庭の洗濯機で洗うことができます。シワになりにくいスラットを使用していますが、アイロンがけをすることもできます。

 

・ウォッシャブルのメンテナンス

普段のお手入れは、取り付けたまま、小型ほうきやハンディモップなどでスラットやコードのホコリを落とせます。汚れが気になったり、大掃除などの機会には、ウォッシャブルマークのついているスラットはスラットを取り外してご家庭の洗濯機で洗うことができます。

手順は以下の通りです。
1.スラット下部のボトムコードを取り外し、ハンガーレールからスラットを取り外し、バランスウェイトも取り外します。

2.スラットを10枚ほどまとめて、スラットハンガーにご自宅の紐などを通して束ねます(図1)。もし、スラットの一部が汚れている場合は、汚れた部分を軽くたたき洗いしておきます。

3.スラットハンガーを中心にして軽く巻き、巻きがほどけないよう洗濯ネットに入れます(図2)。洗濯ネットが大きい場合は、スラットの束を軽く紐で結んで洗濯ネットに入れてください。

4.洗濯機の弱水流モードで洗濯してください(図3)。漂白剤の使用は避けましょう。

5.洗濯完了後は、スラットにシワがよらないようにして、物干しなどにかけ、陰干しで自然乾燥させてください。もしシワが気になる場合は、中温のアイロンをかけましょう。

6.乾燥後、バランスウェイト・スラット・ボトムコードを取り付けて終了です。

ウォッシャブル 説明 洗い方 縦型ブラインド ラインドレープ
※洗濯・アイロンの際は「取扱絵表示」に従ってください。
※詳しくは、製品に添付されている取扱説明書をご覧ください。

 

・遮光マーク

遮光マーク 説明 縦型ブラインド ラインドレープ
遮光率99.40%以上の遮光性の高いスラットであることを示すマークです。遮光率の高いものから順に、1級、2級・3級とあります。
1級:遮光率99.99%以上、人の顔の表情が識別できないレベル
2級:遮光率99.80%以上99.99%未満、人の顔あるいは表情がわかるレベル
3級:遮光率99.40%以上99.80%未満、人の表情はわかるが事務作業には暗いレベル

※遮光等級は日本インテリアファブリックス協会の基準に基づいています。
※製品の特性上、完全に遮光することはできません。

 

・まとめ

縦型ブラインドは布製のものが多く、カーテンやロールスクリーンなどと生地を合わせてコーディネートできるメリットがあります。そのため、カーテンやロールスクリーンのカタログではよく見かけるマークの表示があるのですね。覚えていると、ブラインドだけでなく、ウインドウトリートメント全般で活躍できるかと思います。カラーやスタイルだけでなく、性能も備わっていれば、嬉しいですよね。